売掛金を買い取ってもらうことで本来の売掛金の支払日よりも早く資金調達ができるファクタリング。
中小企業を中心に利用者も増えており、新しい資金調達の方法として広まっています。
そんなファクタリングを利用するときにはさまざまな書類が必要です。
ですがまだファクタリングを利用したことがなく、手続きの流れや必要書類がわからないといった方も少なくありません。
呉現ミナ
- ファクタリングで必要な書類
- 手続きの流れ
について詳しく解説していきます。
必要書類の少ない会社おすすめファクタリング会社5選
ファクタリングを利用する際には、スムーズに手続きをするためにできるだけ提出書類が少ないファクタリング会社を探している方も多いです。
提出書類が少ないファクタリング会社をいくつか紹介するので、参考にしてください。
アクセルファクター
【公式URL】https://accelfacter.co.jp/
URL | https://accelfacter.co.jp/ |
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必要書類 | 売掛金が確認できる書類、通帳、直近の確定申告書、代表者の身分証明書 |
手数料 | 2%~ |
入金スピード | 最短即日 |
審査通過率 | 93% |
アクセルファクターは審査通過率93%と利用しやすいファクタリング会社です。
必要書類は請求書と通帳、身分証、確定申告書の4種類で、手続きもスピーディーなため、原則即日での入金に期待できるのが特徴です。
納税証明書や印鑑証明書の提出を求められることもありますが、その分しっかりと審査を行ってくれます。
企業ごとの状況に柔軟に対応してくれるため安心して資金調達ができるでしょう。
ビートレーディング
【公式URL】https://betrading.jp/
URL | https://betrading.jp/ |
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必要書類 | 通帳、売掛金に関する資料 |
手数料 | 2~12% |
入金スピード | 最短即日 |
審査通過率 | 不明 |
ビートレーディングは通帳と売掛金がわかる書類の2つを準備するだけで資金調達が可能なファクタリング会社です。
オンライン完結が可能なのが特徴で、即日での振込にも期待できるためすぐにでも資金が必要な場合には特におすすめです。
2012年に創業以来取引実績5.2万社、累計買取金額1,170億円の実績があるため安心して買取を依頼できますよ。
日本中小企業金融サポート機構
【公式URL】https://chushokigyo-support.or.jp/
URL | https://chushokigyo-support.or.jp/ |
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必要書類 | 売掛金に関する資料、通帳、代表者の身分証明書 |
手数料 | 1.5~10% |
入金スピード | 最短即日 |
審査通過率 | 95% |
日本中小企業金融サポート機構は関東財務局長及び関東経済産業局長から経営革新等支援機関として認定されているファクタリング会社です。
国からの指定を受けている珍しいファクタリング会社なので信頼性は間違いなく、安全性を求めている方にはピッタリです。
必要書類は3つの非常に少なく、最短30分程度で審査をしてもらえるのでスピーディーな資金調達が可能なのが特徴です。
クラウドサインを導入しているのでオンライン上で手続きができ、全国どこにある企業であっても利用できますよ。
ベストファクター
【公式URL】https://bestfactor.jp/
URL | https://bestfactor.jp/ |
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必要書類 | 請求書、通帳、身分証明書 |
手数料 | 2%~ |
入金スピード | 最短1日 |
審査通過率 | 92.2% |
ベストファクターは短時間で利用可能かの判断をしてくれるのが特徴のファクタリング会社です。
売掛金が買取可能か、手数料がいくらになるかを公式サイトから数分で確認できるため、急いで資金を調達したい企業にはピッタリです。
必要書類も最低限で準備に時間がかかる書類は必要ないのも特徴です。
10万円程度から数千万円まで利用できるため、金額に関係なく資金調達ができますよ。
labol(ラボル)
【公式URL】https://labol.co.jp/
URL | https://labol.co.jp/ |
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必要書類 | 請求書、身分証明書、売掛先からの請求確認メール |
手数料 | 10% |
入金スピード | 最短60分 |
審査通過率 | 不明 |
labolは2社間ファクタリングを専門としたファクタリング会社です。
決算書・入出金明細・契約書などの書類が原則不要で請求書と売掛先からの請求メールがあれば利用できるのが特徴で、スムーズに手続きを進められます。
最短60分での振り込みが可能なので、すぐにでも資金を調達したい事業主の方にはピッタリでしょう。
手数料が一律10%なのも特徴で、それ以外の費用は取られることもないためいつでも同じ条件で安心して資金を調達できますよ。
そもそもファクタリングってどうやって利用するの?手続きの流れ
ファクタリングをまだ利用したことがない事業者からすると、そもそもファクタリングの手続きの流れがわからないかもしれません。
実はファクタリングは特別難しい手続きは一切なく、次のような流れで簡単に手続きをすることが可能です。
そのためまずは売掛先との取引を完了させ、売掛債権を発行してもらってください。
なおファクタリング会社はそれぞれ手数料や買取可能な金額などの条件が異なります。
自社に合ったファクタリング会社を選ぶようにしてください。
ファクタリング会社では無料見積もりや事前相談会などを開催していることも多いため、それらを利用して複数のファクタリング会社を比較するのがおすすめです。
申し込みが完了したら必要書類をまとめて提出しましょう。
なお必要な書類はファクタリング会社によって異なります。
書類が1つでも足りないと審査に落ちたり、審査に時間がかかる可能性が高いので、利用するファクタリング会社ごとに求められた書類を提出しましょう。
審査は必要書類を確認した上で面談で行われることが多いです。
ここで虚偽の情報を伝えてしまうとそれが原因で審査に落ちてしまうので、正確に答えるようにしてください。
2社間ファクタリングであれば申し込みをしたその日の内に審査が行われ、振込をしてもらえることも多いですよ。
3社間ファクタリングの場合は売掛先から直接ファクタリング会社に振込をしてもらえるため、買取代金を受け取った時点ですべての手続きは完了となります。
売掛金だけじゃダメ!ファクタリングに必要な書類
ファクタリングは売掛金を買い取ってもらうサービスなので、売掛金がわかる請求書があれば利用できるとお考えの方もいるかもしれません。
ですが基本的にファクタリングは請求書だけで利用することはできません。
ファクタリングでは万が一売掛金が支払われないとファクタリング会社側は大きな損をしてしまうため、さまざまな書類を提出してもらい審査を行っています。
ここからはファクタリングを利用する際に必要となる書類について詳しく見ていきましょう。
必ず用意しないといけないのは請求書と通帳のコピー
必要書類はファクタリング会社によって違いますが、どのファクタリング会社を利用したとしても必ず提出を求められるのが次の2つです。
- 請求書
- 通帳のコピー
売掛先から発行される請求書には売掛金が記載されており、ファクタリング会社側はそれを確認することで本当に売掛金が存在していることを確認できます。
通帳のコピーに関しては売掛金の振込先の確認を行うのに加えて、売掛先との取引履歴を確認するのにも使われます。
過去に売掛先からの振り込みが遅れたりしているような場合、未払いのリスクが高くなるため審査にも影響することもあります。
これらの書類はまず必ず提出を求められるため、事前に準備しておきましょう。
ファクタリング会社によって提出を求められる書類
どのファクタリング会社を利用しても請求書と通帳のコピーの提出を求められますが、それ以外にも次の書類の提出を求められることが多いです。
- 身分証明書
- 決算書or確定申告書
- 印鑑証明書
- 売掛先との契約書
- 商業登記簿謄本
どの書類が必要かはファクタリング会社によって異なるため、必ず申し込み前に必要書類を確認しておきましょう。
身分証明書
ファクタリングを利用するときには運転免許証など身分証明書のコピーの提出を求められることも多いです。
これは個人事業主が申し込みをする場合はもちろん、法人が申し込みをする場合でも提出を求められます。
身分証明書の提出を求められるのは、なりすましや反社企業からの申し込みでないかをチェックするためです。
個人事業主の場合は申し込みをした本人の、法人の場合は代表者の身分証明書を用意してください。
決算書・確定申告書
ファクタリング会社では決算書(法人の場合)や確定申告書(個人事業主の場合)の提出を求められることもあります。
これらの書類は売掛先との取引の有無について確認するのに使われます。
どの程度の期間分の提出が求められるかはファクタリング会社によって異なりますが、直近3期分の書類がそろっていれば問題が起きることはありません。
印鑑証明書
ファクタリング会社では印鑑証明の提出を求められることがあります。
印鑑証明は契約書などに押印されている印鑑が本物であるかを確認するために使われます。
個人事業主の場合はマイナンバーカードがあればコンビニなどででも発行してもらえますが、法人の場合は法務局での取得が必要になるので注意してください。
売掛先との契約書
売掛先と継続的に契約をしていて取引ごとに請求書が発行されないような場合には売掛先との契約書の提出を求められることが多いです。
多くのファクタリング会社では売掛金が確認できる売掛先との契約書であれば請求書の代用として取り扱ってくれるので、請求書が発行されていない場合でも安心してください。
商業登記簿謄本
ファクタリング会社では商業登記簿謄本の提出を求められることもあります。
商業登記簿謄本は会社の設立からの履歴が記載されており、信用などを確認するのに使われます。
発行には時間がかかることも多いので、余裕を持って手続きをしておきましょう。
ファクタリングの必要書類は少なければいいわけではない?必要書類が少ない会社のメリット・デメリット
ファクタリング会社を選ぶときには、できるだけ提出書類が少ない会社を探しているといった企業も少なくありません。
ですが提出書類が少ないファクタリング会社にはメリットもデメリットもあるため、一概に書類が少ない方がいいとは言えません。
ここからは提出書類が少ないことによるメリット・デメリットを紹介していくので、それを踏まえた上でファクタリング会社を選んでください。
提出書類が少ないことによるメリット
提出書類が少ないことによるメリットは以下の3つです。
- 準備に時間がかからない
- オンライン完結が可能なことが多い
- 即日入金に期待できる
準備に時間や手間がかからない
ファクタリングでさまざまな書類を提出しなければいけない場合、その準備に時間がかかります。
書類によっては即日で発行ができないものもあるため、資金を調達したいと思っても書類の準備期間が必要ですぐには振込をしてもらえない可能性もあります。
必要書類が少なければその分準備に時間はかかりませんし、人手を割く必要もないため仕事への影響も少なくなるでしょう。
オンライン完結可能な会社が多い
必要書類が少ないファクタリング会社では、手続きをオンラインで完結してくれることも珍しくありません。
オンライン完結なら面談などでファクタリング会社に行く必要もなく、スムーズに手続きを進めることが可能です。
逆に必要書類が多い会社の場合、書類をファクタリング会社に持って行かなければいけないこともあるため、近くにファクタリング会社がない場合やすぐに手続きを進めたい場合には提出書類が少ない所を選ぶのがおすすめです。
即日入金に期待できる
必要書類が少ないファクタリング会社では即日入金をしてもらえる可能性が高くなります。
必要書類が多いファクタリング会社の場合、書類の確認に時間がかかってしまうため振込も遅くなる傾向があります。
入金速度を重視したい方は必要書類が少ない会社を選びましょう。
提出書類が少ないことによるデメリット
提出書類が少ないファクタリング会社には次のようなデメリットもあります。
- 手数料が高くなりやすい
- 審査が厳しくなりやすい
手数料が高くなりやすい
ファクタリング会社では提出された書類を元に審査を行っていますが、書類が少ないと情報が少なくなってしまい、どうしても申し込みをした会社や売掛先の信用が下がってしまいます。
そのためファクタリング会社では損失が出るリスクを下げるために手数料を高く設定し、万が一未払いとなった場合に備える傾向があります。
手数料が高くなった結果利益が少なくなりますし、最悪の場合利益が出なくなる恐れもあるので注意してください。
審査が厳しくなりやすい
ファクタリング会社では売掛先から売掛金が支払われないと損失を出してしまいます。
そのため審査を行う中で売掛先の信用などを確認し、きちんと振り込まれるであろうことが確認できたら売掛金を買い取ってくれます。
必要書類が少ない場合、どうしても会社の信用が低くなってしまうため未回収となるリスクも高くなってしまいます。
そのためより厳しく審査を行い、未回収リスクを可能な限り下げているのです。
必要書類が少ないせいで審査に落ちてしまうといったことも考えられるので注意してください。
まとめ:ファクタリング会社の必要書類は会社によって違う!
今回はファクタリングにおける手続きの流れ及び必要書類を紹介してきました。
ファクタリングを利用する際には請求書や通帳をはじめとしたさまざまな書類が必要となります。
必要な書類はファクタリング会社によっても違いますが、場合によっては書類の準備に時間がかかることもあります。
そのため早く資金調達をしたい場合には、事前に準備をしておくことが大切です。
不備がないように書類を準備し、スムーズに資金調達ができるようにしておきましょう。