最短即日で事業資金を調達できることから利用する企業も増えているファクタリング。
そんなファクタリングではオンライン・電話・郵送・店頭の4つの方法で契約を行うことが多いです。
この内郵送契約は書類を郵送で送ればよく、遠方のファクタリング会社を利用するときなどに選ばれています。
今回はそんな郵送でのファクタリング契約について詳しく解説していきます。
手数料 | 1%~14.8% |
---|---|
上限額 | 無制限 |
振込時間 | 最短2時間 |
手数料 | 1.5%~ |
---|---|
上限額 | ~2億円 |
振込時間 | 最短2時間 |
手数料 | 1%~ |
---|---|
上限額 | ~5,000万円 |
振込時間 | 最短1時間 |
ファクタリングの契約は郵送でも可能!
結論から言ってしまうと、ファクタリングの契約は郵送で行うことも可能です。
そのためファクタリング会社の店舗が近くになく店頭に行けない方であってもファクタリングによる資金調達は可能です。
ですが郵送による契約にはメリットもデメリットもあるため、それらをきちんと理解した上で契約をしないと、郵送契約を選んだことを後悔する恐れもあるので、しっかりと確認していきましょう。
ファクタリングで郵送契約をする流れ
ファクタリングで郵送契約を行う場合、次のような流れで手続きを行います。
- 利用するファクタリング会社を選ぶ
- 必要書類などの事前準備
- 申し込み/必要書類の提出
- 審査
- 契約
- 買取代金の入金
- 売掛金を支払う
郵送契約を行う場合、このうちの3の手順を郵送で行うことになります。
ここからはこれらの手順を1つずつ詳しく確認していきましょう。
どのファクタリング会社も同じくファクタリングができますが、それぞれ買い取ってくれる売掛金の金額や審査の通過率、手数料などが異なり、同じ金額の売掛金であっても買取金額には差があります。
どのファクタリング会社が向いているかは企業・事業主によって違うため、しっかりと比較した上で選ぶことをおすすめします。
書類が足りないと手続きを進めることができないため、しっかりと事前に準備をしておきましょう。
特に郵送契約を行う場合、書類が足りないと再度送り直さなければならず、手続きに時間がかかってしまう恐れがあります。
なおファクタリングの契約に必要な書類は利用するファクタリング会社によって異なります。
次の書類が必要になることが多いですが、各ファクタリング会社のサイトなどをきちんと確認して必要書類を準備しておいてください。
- 身分証明書
- 売掛先との取引がわかる通帳
- 売掛先との基本契約書
- 売掛金がわかる請求書
- 印鑑証明書
- 登記簿謄本
申し込みは次の4つの方法で行えます。
- ネット
- 電話
- 郵送
- 店頭
郵送で申し込みを行う場合は申込書に必要事項を記入し、必要書類を同封して送ることになります。
申込書はファクタリング会社の公式サイトからダウンロードできるケースもあれば、インターネットから申請をすれば郵送やメールで送られてくることもあります。
ファクタリング会社ごとに手順が異なるので、利用するファクタリング会社を確認した上で申し込みを行ってください。
また審査は書類の確認だけでなく、書類ではわからないことを電話やビデオ電話・直接面談などで質問されるのが一般的です。
遠方などの理由で郵送契約を希望する場合は電話やビデオ通話などで面談をしてもらえることが多いです。
審査基準は公開されていませんが、次のような質問をされることが多いです。
- 自社の事業内容
- 売掛先の事業内容
- 売掛先との関係/取引状況
- 資金が必要な理由
契約内容は契約書に記載されており、この契約書は利用者側とファクタリング会社側で1通ずつ保管しておくのが一般的です。
郵送契約を行う場合は契約書も郵送で送ってもらえることが多いですよ。
代金は売掛金の金額そのままではなく、そこから各種手数料を引いた金額になります。
なお3社間ファクタリングを行う場合は、売掛先からファクタリング会社に直接支払いをしてもらえるためこの手続きは必要ありません。
郵送契約でファクタリングを行うメリット
郵送契約でファクタリングを利用する場合、次のようなメリットがあります。
- 店舗に行かなくていいので忙しい人も利用しやすい
- 遠方のファクタリング会社も利用可能
- 売掛先にバレにくい
- 自分のペースで手続きを進められる
- ネットが苦手でも手続きができる
オンラインや店頭での手続きが苦手という方は郵送契約をするのも1つの手ですよ。
店頭に行く必要がないので忙しい人でも利用しやすい
ファクタリングを郵送で利用する場合、書類の提出や申し込みはすべて郵送で行えます。
そのためわざわざ店頭に足を運ぶ必要がなく、短時間で申し込みや手続きを行えます。
資金調達が必要な企業・事業者の中には、業務が忙しくファクタリング会社に手続きをしに行く時間を確保するのが難しいというケースも少なくありません。
そのような方はファクタリング会社に行く手間を削減できる郵送での契約がおすすめですよ。
遠方のファクタリング会社も利用できる
ファクタリング会社はたくさんありますが、その多くが東京などの都市部に集中しています。
これは都市部のほうが企業数も多く、ファクタリングを利用する顧客も多いためです。
そのため地方で事業を営んでいる企業・事業者の場合、近くにファクタリング会社がなかったり、選択肢が限られてしまうことも珍しくありません。
ですが郵送契約の場合、お住いの地域に関係なく好きなファクタリング会社を利用できます。
選択肢が広がるため、より希望条件に合うファクタリング会社が見つけやすくなるでしょう。
売掛先にバレるリスクを軽減できる
郵送でファクタリング契約を行うと、売掛先にファクタリングの利用がバレるリスクを下げられます。
ファクタリングを利用していることが売掛先に知られてしまうと、資金繰りに不安があると思われてしまいその後の関係や取引に影響する可能性があります。
実はこの売掛先にバレる原因の1つに、ファクタリング会社に入るところを偶然見られるといったものがあります。
もちろん起きる可能性は非常に低いですが、絶対に起きない保証があるわけでもありません。
郵送契約ならそもそも店舗に行く必要がないため、そのリスクは0にできますよ。
自分のペースで手続きを進められる
店頭でファクタリングの契約を行う場合、眼の前にファクタリング会社のスタッフがいるためじっくりと契約内容を確認したり、利用するかを考えられないケースも少なくありません。
特に悪質なファクタリング会社の場合、契約を迫ってくるといったことも珍しくありません。
郵送契約の場合は書類を送らない限りは手続きが進まないため、じっくりと内容を確認しながら手続きを進められます。
自分のペースで確認したい方には特にぴったりですよ。
ネットが苦手な方でも手続きをしやすい
ファクタリングを利用したいとお考えの方の中には、ネットでの手続きが苦手という人もいることでしょう。
そのような人も郵送契約なら問題なく利用できる可能性が高いです。
郵送契約なら基本的に手続きは書類の郵送で行われ、直接の相談が必要な場合も電話で対応してもらえることが多いです。
今までネットでの手続きのせいでファクタリングの利用をためらっていた方は、ぜひ郵送契約をお考えください。
郵送契約でファクタリングを行うデメリット
郵送契約でファクタリングを利用する場合、メリットばかりではなく次のようなデメリット・注意点もあります。
- 手続きに時間がかかる
- 店頭での手続きや面談が必須なことも
- 書類紛失のリスクがある
メリットばかりを見てしまう人も多いですが、資金調達が間に合わないといったことも考えられるため、デメリットも理解した上で郵送契約を利用してください。
郵送契約は時間がかかる
ファクタリングの強みの1つに、資金調達のスピードがあります。
ファクタリングでは最短即日で売掛金を買い取ってもらえるため、急いでいる方が利用することも多いです。
ですが郵送契約の場合、書類がファクタリング会社に届いてから手続きが行われるため、どうしても時間がかかってしまい即日での資金調達はできません。
郵送した書類が届くのが最短でも翌日、そこから手続きが行われるため、数日かかってしまうことも理解したうえで郵送契約を利用してください。
書類に不備があったときには特に時間がかかる
ファクタリングではさまざまな書類が必要になりますが、郵送契約の場合は申込み要項などを確認して自分で用意をしなければいけません。
そのため、書類に不備があり申し込みができないケースも少なくありません。
そのような場合、連絡を受けて再度書類を郵送しなければいけないため更に時間がかかってしまいます。
結果、資金調達に一週間ほどかかる可能性も十分にあるので注意してください。
初回面談のみ店頭での手続きが必要になることも
ファクタリングは郵送でも申し込みができるケースが多いですが、実はファクタリング会社によっては完全に郵送のみでは手続きができないこともあります。
これは、ファクタリング会社では審査にあたって面談を行うことが多いためです。
この面談で対面を必須にしている会社もあり、そのような会社を利用するためには一度ファクタリング会社に足を運ぶ必要があります。
面談は電話でも可能な会社もあるため、郵送で手続きを完了したい方はそのような会社を選びましょう。
書類の紛失のリスク
郵送契約でファクタリングを行う場合、書類の提出は郵便局に任せることになります。
ですが郵便局では極稀にですが郵送物の紛失が起こることがあり、ファクタリング会社に郵送した書類が紛失する可能性も0ではありません。
紛失した場合、ファクタリング会社に申し込みができないだけでなく、自社の重要書類が他の人の手に渡ってしまう恐れもあります。
郵送物の紛失は滅多に起きることではありませんが、リスクもあることを覚えておきましょう。
郵送契約でのファクタリングはこんな企業・事業者におすすめ!
郵送契約でのファクタリングにはメリットもデメリットもあるため、誰もが郵送契約を利用した方がいいというわけではありません。
ファクタリングを郵送で契約するのは特に次のような方におすすめなので、当てはまる方は郵送契約の利用を考えてみてください。
- 資金調達に時間をかけられる
- 地方に会社がある
- 店頭に行く時間がない
- しっかりと契約内容を確認したい
資金調達に時間をかけられる企業・事業者
郵送でのファクタリングでは、書類がファクタリング会社に届くのに時間がかかるため、即日で資金調達をすることはできません。
どうしても数日はかかってしまうため、資金調達の期限に余裕がある方向けの方法です。
郵送契約でも銀行融資などよりは調達スピードは早いですが、即日を希望する場合は店頭やオンラインでの手続きをおすすめします。
地方で事業を営んでいる企業・事業者
地方で事業を営んでいる企業・事業者の場合、近場にあるファクタリング会社となると選択肢が限られてしまい、満足行く条件を提示してもらえない可能性もあります。
そのような場合は郵送契約で遠方のファクタリング会社を利用することをおすすめします。
ファクタリング会社の選択肢が増えると、希望条件に沿った会社が見つかる可能性もグンと高くなりますよ。
仕事が忙しく店頭に行くのが難しい企業・事業者
店頭でファクタリングの手続きを行う場合、書類の確認や面談が行われるためそれなりに時間を要します。
そのため仕事が忙しく、ファクタリングの手続きに行く時間がない・人員を用意できないような企業には郵送契約がおすすめです。
郵送契約は書類を送るだけでいいので、手間もかからず仕事への影響も軽減できますよ。
しっかりと契約内容を確認したい企業・事業者
郵送契約でファクタリングを行う場合、手続きを急かされることがないため自分のペースで手続きを進めることが可能です。
特にファクタリングを利用するのが初めての場合、契約内容をしっかりと確認したうえで手続きを進めたいと思う方も多いです。
そのような方にはじっくり確認しながら手続きができる郵送契約がおすすめですよ。
まとめ:ファクタリングは郵送契約も可能!じっくり確認したい人や地方にお住まいの方には特におすすめです
今回紹介してきたように、ファクタリングの契約は郵送でも行えます。
郵送で行うとファクタリング会社に足を運ぶ必要がなく、また書類や契約内容をじっくりと確認できるといったメリットがあり、忙しい方や初めてファクタリングを利用する方にもおすすめです。
ですがその一方で手続きに時間がかかるため、最短即日で資金調達ができるというファクタリングの大きなメリットがなくなってしまいます。
自社に合っているかをしっかりと確認した上で郵送契約のご利用を考えてみてください。