売掛金があれば資金調達ができるファクタリング。
審査が甘くスピードも早いことから利用している企業も増えています。
実はそんなファクタリング、特に建設業界での資金調達に向いていると言われています。
呉現ミナ
- おすすめのファクタリング会社
- 建設業界向きの理由
- ファクタリング利用時の注意点
- ファクタリング会社の選び方
といった情報を紹介していきます。
建設業界のファクタリングならこの会社で!おすすめファクタリング会社3選
ファクタリング会社はたくさんあるため、いざ利用するとなるとどこを利用しようか迷ってしまうかもしれません。
そこでここからは、建設業界の資金調達におすすめのファクタリング会社を紹介します。
どこを利用しようかお困りの方は、ぜひいずれかの利用を考えてみてください。
けんせつくん
【公式URL】https://xn--y8jd4aybzqd.jp/
URL | https://xn--y8jd4aybzqd.jp/ |
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手数料 | 5%~ |
入金スピード | 最短2時間 |
審査通過率 | 不明 |
けんせつくんは会社名からもわかるように建設業の資金調達に特化したファクタリング会社です。
請求書か注文書があれば利用できるのが特徴で、最短2時間とすぐに振込をしてもらえます。
手数料も5%~と安く、上限金額も設定されていないため高額な売掛金をお持ちの企業でも気軽に利用できます。
建設業界での利用者が中心なので実績も豊富で、建設業界の事業にも精通しているので安心してサポートしてもらえるでしょう。
アクセルファクター
【公式URL】https://accelfacter.co.jp/
URL | https://accelfacter.co.jp/ |
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手数料 | 2%~ |
入金スピード | 最短即日 |
審査通過率 | 93% |
アクセルファクターは93%という高い審査通過率を誇るファクタリング会社です。
さまざまな業種の方が利用していますが建設業の利用者も多く、原則即日入金を行っているため急に資金繰りが必要になった場合でも気軽に利用できるのが特徴です。
また柔軟な対応をしてくれるのも特徴で、少額債券や急な出費の場合でも相談に乗ってもらえます。
通常よりも支払サイトが長くなりがちな建設業でも対応してもらえる可能性が高いので利用しやすいでしょう。
ベストファクター
【公式URL】https://bestfactor.jp/
URL | https://bestfactor.jp/ |
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手数料 | 2%~ |
入金スピード | 最短1日 |
審査通過率 | 92.2% |
ベストファクターは最短5分で入金額の確認ができるファクタリング会社です。
すぐにどの程度のお金を振り込んでもらえるかがわかるため急な資金繰りが必要になることも多い建設業界には利用しやすいでしょう。
特に建設業の利用が多いファクタリング会社でもあり、信頼性も間違いありません。
振込スピードも最短24時間と早く、手数料も2%からと好条件でノンファクタリングに期待できます。
建設業界とファクタリングは相性がいい?資金調達に向いている9つの理由
ファクタリングは業種に関係なく売掛金さえあれば利用できます。
ですが実は建設業界は特にファクタリングとの相性が良いと言われており、実際にファクタリングで資金調達をしている建設業界の企業も多いです。
これは建設業がファクタリングを利用すると次のようなメリットがあるためです。
- 売掛金の支払い前に前金を用意できる
- 大型案件も受注しやすくなる
- 売掛金の発生頻度が高い
- 支払サイトの大幅な短縮が可能
- 最短即日で資金調達ができる
- 審査に通りやすい
- 売掛先の倒産リスクの回避
- 負債が増えない
- 建設業振興基金の保証を受けられる
売掛金の支払いを待たずに前金を用意できる
建設業界では仕事を受注した際に自社だけで仕事が完結することは少なく、発注者から元請け企業に、そして元請け企業から下請け企業・孫請け企業に仕事が依頼されていく(重層下請構造)ため、依頼主から報酬を受け取る前に下請け企業に対して前金を支払わなければいけません。
そのため1つの仕事をするのにもそれなりの資金が必要で、資金力がない会社はそもそも仕事を受注することができません。
そんなときにファクタリングを利用すれば、報酬を受け取っていなくても売掛金さえあれば簡単に資金調達ができるので建設業界に向いているのです。
大型契約も受注しやすくなる
建設業では仕事を受注した後に材料費や外注費を立て替える必要があり、大型案件を受注した場合にはその費用も高額になりがちです。
そのため大型案件を依頼されても費用の問題で諦めるケースも少なくありません。
そんなときにファクタリングを利用することで資金調達ができ、大型案件も受注できるようになります。
費用面で仕事を諦める必要がなくなれば、より多くの案件を受けられるようにもなり事業を広げることも可能です。
建設業界は売掛金が発生しやすい
建設業界では現金取引を行わずに売掛債権が発行されることが多いです。
ファクタリングは売掛債権がなければそもそも利用できない方法なので、売掛金が発生しやすい建設業界は利用しやすいと言えます。
また建設業では大きな資金が動くことも多いため、自然とファクタリングを利用すればまとまった資金を調達することができます。
支払サイトを大幅に短縮できる
建設業界では仕事を受注してすぐに報酬が支払われるのではなく、目的物完成後に完成物と引き換えで代金が支払われるのが一般的です。
そのため売掛金が発生してから実際に売掛金が支払われるまで(支払サイト)2~3ヶ月ほどかかることも珍しくありません。
そのため支払われる予定の売掛金はあるのに資金難に陥ってしまう恐れもあります。
そんなときにファクタリングを利用すれば本来の売掛金の支払日よりも前に資金を調達でき、支払サイトを大幅に短縮できます。
支払サイトが長い傾向がある建設業にファクタリングはピッタリだと言えるでしょう。
資金調達のスピードが早い
ファクタリングは他の方法に比べて資金調達のスピードが早いというメリットもあります。
利用するファクタリング会社によって違いますが、2社間ファクタリングであれば最短即日で振込をしてもらえることも珍しくありません。
建設業界では突発的な依頼が来ることも珍しくなく、そのため急な出費のせいで資金繰りをする機会もあります。
そこでファクタリングを利用することができれば、すぐに資金を調達できるので問題なく仕事を進めることが可能です。
資金調達方法ごとに必要な日数の目安
資金調達方法ごとの申し込みから入金までにかかる日数の目安は次の通りです。
2社間ファクタリング | 最短即日~4日程度 |
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3社間ファクタリング | 10日~20日程度 |
銀行からの融資 | 1ヶ月程度 |
公的な融資 | 1ヶ月~3ヶ月程度 |
社債の発行 | 1ヶ月~2ヶ月 |
ビジネスローン | 即日~1週間 |
このように2社間ファクタリングを利用すれば他の方法よりもはるかにスピーディーに資金調達が可能です。
審査に通りやすい
ファクタリングは銀行融資などに比べて審査が甘いのも特徴です。
これは、ファクタリングでは売掛先が売掛金を支払うかどうかが重要なので、審査では売掛先の信用が重視されるためです。
つまり、融資を断られた企業であっても信用のある売掛先さえ選べば利用できる可能性は十分にあるのです。
特に下請け企業や孫請け企業などは大企業のような信用がなく融資を断られてしまうケースも少なくありませんが、ファクタリングであれば利用できる可能性は高いです。
売掛先(元請会社)の倒産リスクを回避できる
ファクタリングを利用すると売掛先の倒産リスクを回避できます。
売掛金は発行されてから支払われるまでに期間が空くため、その間に売掛先が倒産してしまうと売掛金が支払われず、回収も難しくなります。
特に支払サイトが長い建設業界はそのリスクがどうしても高くなってしまいます。
そんなときにファクタリングを利用しておけば、例え売掛先が倒産したとしても振り込まれたお金を返す必要はありません。
もちろん売掛先が不安定で倒産のリスクが高いような場合は審査で落ちてしまいますが、そうでない限りは万が一のときのリスクを回避できます。
負債が増えない
ファクタリングは融資を受けるわけではなく、振り込まれることが決まっている売掛金を買い取ってもらうことで資金調達をしています。
そのため会社としては負債が増えることがありません。
負債が増えてしまうと企業評価も下がってしまい、その後の融資などにも影響が出てしまいますが、ファクタリングであればそのような心配はないです。
建設業振興基金の保証を受けられる
建設業界には国土交通省が行っている「下請債権保全支援」という事業があります。
これは下請け企業の雇用の安定や連鎖倒産防止を目的としており、その事業の1つとしてファクタリングによる報酬の保証とファクタリング事業の助成を行っています。
報酬の保証では万が一元請け企業が倒産してしまい売掛金が未払いとなった場合にファクタリング会社にその金額を保証してもらえます。
また助成事業ではファクタリングの利用時にかかる保証料・手数料を最大1.5%まで負担してもらえます。
これらの事業があるため、建設業界は他の業種に比べてファクタリングを利用しやすい環境が整っています。
建設業界のファクタリングの利用には注意点も
ファクタリングではただ資金調達ができるだけではなく、建設業界向きのメリットも多いです。
ですが良いことばかりというわけではなく、次のようなデメリット・注意点もあります。
- 手数料がかかる
- 売掛先次第で審査落ちの可能性も
- 売掛先にバレるリスク
- 債権譲渡禁止特約があると利用できないケースも
- 利用できるのは売掛金の金額まで
- 悪質なファクタリング会社の存在
デメリットも確認したうえでファクタリングで資金調達を行ってください。
手数料がかかる
ファクタリングを利用する際には手数料がかかります。
そのため売掛金の金額がそのまま振り込まれるのではなく、手数料を引いた金額が振り込まれます。
ファクタリングは銀行融資に比べて手数料が高く、数%〜30%ほどの手数料がかかるので注意が必要です。
特に2社間ファクタリングでは手数料が20%程度に設定されることも珍しくなく、利益が大幅に減ったり、手数料を支払ったせいで赤字になる恐れもあるので注意してください。
売掛先次第では審査落ちの可能性も
ファクタリングでは審査が行われており、その基準は銀行融資に比べて甘いですが、それでも絶対に利用できる保証があるわけではありません。
売掛先の信用が低いと売掛金が支払われないリスクが高くなるため、審査落ちの可能性は十分にあります。
また審査では申し込みをした会社の信用も確認されており、特に2社間ファクタリングでは申込み企業の信用が低いせいで審査落ちすることも起こり得ます。
審査落ちのリスクを下げるには、できるだけ信用のある売掛金を選ぶことが大切なので覚えておきましょう。
3社間ファクタリングでは売掛先にバレる
ファクタリングの中でも2社間ファクタリングであれば売掛先からの承認無しに利用できます。
ですが3社間ファクタリングの場合は申し込み後に売掛先の承認が得られてはじめて手続きが進められるため、売掛先に知られずに利用することはできません。
売掛先にファクタリングの利用がバレてしまうと、資金繰りに不安があると思われてしまい、それ以降の取引に影響する可能性も十分に考えられます。
3社間ファクタリングは手数料が低いなどのメリットもありますが、利用がバレるリスクもあるので注意してください。
債権譲渡禁止特約があると利用できない可能性も
売掛債権の中には、事前に債権譲渡禁止特約がつけられているものもあります。
この債権譲渡禁止特約は無断で他者に債権を譲渡することを禁止するものです。
そのため売掛先の承認が必要な3社間ファクタリングであれば問題はないのですが、2社間ファクタリングの場合は売掛先への通知が必要となり、結果ファクタリングの利用がバレてしまいます。
またそもそも債権譲渡禁止特約がある売掛金は受け付けていないというファクタリング会社もあります。
そのためファクタリングの利用を考える際には、所有している売掛債権に債権譲渡禁止特約がついていないかを確認しましてください。
資金化できるのは売掛金の金額まで
ファクタリングでは売掛金を買い取ってもらうことで資金調達をしています。
融資を受けるわけではないため、ファクタリングで調達できる資金は売掛金の金額までとなります。
実際には手数料もかかるため、売掛金の金額より少ない金額が振り込まれます。
売掛金がなければそもそも利用できませんし、売掛金の金額が小さければ十分な金額を調達できません。
あくまでまとまった売掛金をお持ちの企業向けの資金調達法ということを覚えておいてください。
悪質なファクタリング会社の存在
ファクタリング会社の中には残念なことに悪質な会社も存在しています。
悪質なファクタリング会社では不当な手数料がかかるため損をする可能性が高く、手数料のせいで赤字になり経営が悪化してしまうリスクもあります。
ファクタリングを利用する際には安全な業者かどうかを見極める必要があるので注意してください。
建設業界のファクタリング会社の選び方
ファクタリング会社はたくさんあるため、どれを利用すれば迷ってしまう方は少なくありません。
ですがファクタリング会社はそれぞれ条件などが違うため、自社や建設業界に合ったところを選ぶ必要があります。
ファクタリング会社を選ぶ際には次のポイントを確認することをおすすめします。
手数料が低い会社を選ぶ
ファクタリングでは手数料がかかりますが、どれだけの手数料がかかるかはファクタリング会社ごとに違います。
当然ですが手数料が安いほど会社の利益は多くなるため、手数料が低いファクタリング会社を選ぶことが大切です。
なおファクタリング会社の手数料は一律ではなく、売掛先の信用や売掛金の金額によって変動することが多いです。
そのためいくつかのファクタリング会社に申し込みをして、条件を比較するのもおすすめです。
振込までのスピードから選ぶ
ファクタリング会社の中には最短即日で振込をしてくれるところもあれば、数日かかるようなところもあります。
そのためお急ぎの場合は振込スピードも確認してファクタリング会社を選んでください。
特に3社間ファクタリングでは売掛先への確認があるため、振込に1週間以上かかることと珍しくありません。
早く資金調達をしたい場合は2社間ファクタリングを利用するのがおすすめです。
2社間か3社間かで選ぶ
ファクタリングは契約方法によって2社間ファクタリングと3社間ファクタリングに分けられます。
そのためどちらの方法で資金を調達したいかでファクタリング会社を選ぶことも大切です。
2社間ファクタリングはファクタリング売掛先にはバレないものの、手数料は高くなります。
対して3社間ファクタリングは売掛先の承認がいるので少し時間はかかりますが、手数料は安く抑えられ審査も甘いです。
両方にメリットもデメリットがあるので、よく考えたうえで選んでください。
買取上限/下限金額から選ぶ
ファクタリング会社ではそれぞれいくら分の売掛金を買い取れるかの上限及び下限金額が決まっていることも多いです。
高額・少額の売掛金をお持ちの場合、ファクタリング会社によっては利用できない可能性もあるためしっかり確認したうえで選びましょう。
信頼できる会社を選ぶ
ファクタリング会社の中には残念なことに悪質な会社も存在しています。
そのためファクタリング会社を選ぶときには信頼できるところを選ばなければいけません。
- 手数料が高すぎないか
- 利用実績は十分にあるか
- 審査はきちんと行われているか
- 会社情報は確認できるか
などを確認すれば悪質なサイトは見抜きやすくなります。
また口コミなどからも悪質業者を見極められることが多いため、そちらも確認することをおすすめします。
建設業界で実績のある会社を選ぶ
建設業界の企業がファクタリングを利用するときには、建設業界での実績があるファクタリング会社を選ぶことも大切です。
実績が多いということは同業者に選ばれているということでもあり、信頼性は高くなります。
また建設業界の企業の利用が多ければそのファクタリング会社は建設業界特有の事情を理解している可能性が高く、スムーズに手続きを進められます。
ファクタリング会社の公式サイトには過去の利用事例などが紹介されていることも多いので、そちらを確認してから会社を選ぶことをおすすめします。
まとめ:建設業界の資金調達ならファクタリングで!メリットも多いので一度検討を
今回紹介してきたように、建設業界の資金調達にはファクタリングが向いています。
ファクタリングは資金の調達スピードが早く、また建設事業は売掛金が発生しやすく支払サイトが長いため、ファクタリングを利用すればさまざまなデメリットを解消できます。
建設業界では資金の問題で仕事を断らなければいけないことも少なくありません。
そんなときにファクタリングがあれば仕事を受注し、事業を拡大できる可能性が高いのでぜひ利用を考えてみてください。