ファクタリングでは悪徳業者に注意が必要!悪質な業者の手口・特徴を徹底解説

ファクタリングでは悪徳業者に注意が必要!悪質な業者の手口・特徴を徹底解説

近年利用者も増えている資金調達方法であるファクタリング。

そんなファクタリングを行っている会社の中には、利用者に不利な契約を提示したり融資を勧めてくるような悪質な業者も存在しています。

安全にファクタリングを行うためには、悪徳業者を避けて安全なファクタリング会社を選ぶことが大切です。

呉現ミナ

そこで今回は、悪質なファクタリング会社について次の情報を紹介していきます。

  • 悪質業者の手口
  • 悪質業者の特徴
  • 安全に資金調達をするポイント
  • 悪質業者を利用した場合の相談場所

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結論:ファクタリング会社の中には悪徳業者も存在している!

結論:ファクタリング会社の中には悪徳業者も存在している!
大前提として覚えておいてほしいのが、ファクタリングは違法性はない法で認められた資金調達方法と言うことです。

そのため健全な営業を行っているファクタリング会社が多いのですが、ごく一部のファクタリング会社が悪質であり、実際に被害に遭ってしまう人も決して少なくありません。

そのためファクタリングを行う時には、そのファクタリング会社が悪質ではないか・安全に資金調達ができるのかをしっかりと判断する必要があります。

特にファクタリングでは事業資金を調達するため、一歩間違えると会社の経営が傾いてしまう恐れもあるため、しっかりと見極めるようにしなければいけません。

ファクタリングにおける悪徳業者は2種類に分けられる

ファクタリングにおける悪徳業者は2種類に分けられる
ファクタリングにおける悪徳業者は次の2種類に分けられます。

  • 偽装ファクタリングを行う
  • 不当な条件でファクタリング契約をする

どちらも悪質な営業を行っているのは同じですが、その手口には大きな違いがあります。

偽装ファクタリングはファクタリングだと偽って融資を行うもので、ファクタリングというのは名前だけで実際には貸金業に該当します。

貸金業登録を行えない闇金業者が行っていることが多いです。

対して後者はきちんと売掛金を買い取ってファクタリングをしてくれるのですが、不当な手数料を請求するなど利用者に不利になるような条件の契約を提示してきます。

どちらも大きなトラブルに発展する可能性が高いため覚えておきましょう。

悪質なファクタリングでよくある4つの手口

悪質なファクタリングでよくある4つの手口
悪質なファクタリングによる被害を防ぐためには、どのような手口かを知っておくことも大切です。

手口さえ理解しておけば悪質なファクタリング会社を見抜くきっかけになり、被害に合うリスクを下げることができます。

悪質なファクタリング会社の手口として特に多いのは次の4つです。

  • 高額な手数料請求する
  • 売掛金未回収時に請求をする
  • 融資を行う
  • 強引な取り立てを行う

高額な手数料を請求する

悪質なファクタリング会社では、通常よりも高額な手数料を請求してくるケースが非常に多いです。

ファクタリング会社は手数料から利益を出しており、手数料が高いほど利用者側は損をすることになります。

実はファクタリングでは貸金業のように手数料に制限がなく、業者側が自由に決めることができます。

悪質なファクタリング会社ではそのことを利用して高額な手数料を設定し、多くの利益を出せるようにしているのです。

中には最初は安い手数料を提示しておきながら、さまざまな理由で手数料を上乗せしてくるケースもあります。

売掛金の回収リスクを利用者に負わせる

ファクタリングでは申し込みをした側は審査に通過できれば万が一売掛金が売掛先から支払われなかった場合でも支払いの義務を負ったり、買取代金を回収されることはありません。

ですが悪質なファクタリング会社では、利用者側に代わりに支払いを求めてくるケースも多いです。

そのような悪徳業者の場合、利用者側に請求をすればいいので本来なら審査で落とされるような未回収リスクが高い売掛金でも審査に通ってしまう可能性もあるので注意が必要です。

買取ではなく融資を行う

悪質なファクタリング会社では、ファクタリングという名目で売掛金を買い取るのではなく、売掛金を担保にして資金を融資してくることも少なくありません。

このような手口は「偽装ファクタリング」と呼ばれます。

偽装ファクタリングでは融資を行うのですが、悪徳業者側は融資とは認めずに「これはファクタリングですよ。」と説明されるため被害に遭う人も多いです。

偽装ファクタリングでは売掛金を買い取っているわけではないため、融資された金額を返却すると売掛金の権利も返ってくるのも本物のファクタリングとの違いです。

強引な取り立てを行う

悪徳なファクタリング会社では、万が一売掛金の支払いが遅れたり売掛先から売掛金が支払われなかったときに、利用者に対して強引な取り立てを行います。

相手を追い詰めるかのように執拗に電話をかけたり、会社に乗り込んでくることも珍しくありません。

このような行為は支払いが終わるまで続けられます。

特に売掛先の倒産などで売掛金が支払われなかった場合に、急にかわりに支払いを求められた結果支払えず、取り立てられてしまうケースが多いので注意してください。

当てはまったら悪質ファクタリング会社の可能性も…悪徳業者の9つの特徴

当てはまったら悪質ファクタリング会社の可能性も…悪徳業者の9つの特徴
ファクタリング会社の中には悪質な営業を行う悪徳業者も存在しており、誰しもが被害に遭う可能性があります。

そのため安全にファクタリングで資金を調達するためには、申し込みをする側で安全な業者か悪徳業者かを見極める必要があります。

次の特徴に当てはまるファクタリング会社は悪質な可能性が高いので注意してください。

手数料が高すぎる/低すぎる/不明瞭

ファクタリングを利用する際には手数料がかかりますが、この手数料が高すぎる場合や低すぎる場合、そのファクタリング会社は悪質である可能性が高くなります。

手数料が高い場合、当然ですがその分だけ利用者側が受け取る金額は少なくなります。

逆に手数料が低すぎるときも注意が必要です。
手数料が低い場合、契約をするまでの間に次のような理由で手数料を上乗せされてしまうおそれがあります。

  • 売掛先の信用が低い
  • 初めての利用だから

結果、事前に伝えられたよりも高額な手数料を請求されてしまうのです。

また悪質なファクタリング会社では手数料を明確にしておらず、契約するまでは詳しい手数料を教えてくれないケースもあるので覚えておきましょう。

償還請求権ありの契約を提示する

ファクタリングでは売掛先から売掛金が支払われなかったときに、利用者側は支払いをしなくてもいい契約を結ぶのが一般的です。

ですが悪質なファクタリング会社では、万が一支払いが行われなかったときに利用者に支払い義務がある償還請求権ありの契約を結ぶことも珍しくありません。

安全なファクタリング会社では、償還請求権ありの契約を結ぶことはまずないため、償還請求権ありである場合は悪質であると考えていいでしょう。

見積書や契約書を出さない

ファクタリングでは本契約を行う前に見積もりを出してもらい、その後納得できた場合に契約を行い、契約書を作成してもらうのが一般的です。

ですが悪質なファクタリング会社では、これらの見積書や契約書を発行しないケースも多いです。

これは、見積書や契約書には具体的な買取金額や契約内容が記載されており、悪質な契約を行った証拠が残ってしまうためです。

また見積書や契約書を発行してもらえても、十分な情報が書かれていなかったり、ファクタリング契約ではなく融資の契約であるといった可能性もあるため、見積書や契約書はよく確認するようにしてください。

審査なしを謳っている

ファクタリングでは売掛先から売掛金が支払われないとファクタリング会社が損失を負ってしまうため、売掛先の信用などが審査されます。
この審査に通過できないとファクタリングは利用できません。

対して悪質なファクタリング会社では審査を行っておらず、誰でも利用できることをアピールしていることも少なくありません。

ですが審査を行わないのはまず闇金などの悪質業者だと判断できます。
中には利用者から資金を回収するために普通なら審査に通過できない売掛金を買い取る業者もあるので注意してください。

ファクタリングではなく融資を勧めてくる

悪質なファクタリング会社では、ファクタリング会社とは名ばかりで融資を勧めてくることも少なくありません。

融資を行うためには貸金業登録が必要であるのに対し、ファクタリング会社は貸金業登録が必要ありません。
そのためファクタリング会社であっても貸金業登録を行ってさえいれば融資を行うことはできます。

ですが優良なファクタリング会社では、融資を行うことができたとしてもファクタリングを希望する方に融資を勧めることはまずありません。
そのため貸金業登録を行っていない闇金などの悪質業者である可能性が高く、利用を避けることをおすすめします。

分割払いを提案してくる

悪質なファクタリング会社では、売掛金の支払いを一括ではなく分割で勧めてくることもあります。

ですが分割で支払いをする場合、それは売掛金の買い取りではなく融資に該当してしまうためファクタリング会社では行うことができません。

つまり、分割払いを勧めてくるファクタリング会社=闇金などの許可を得ていない貸金業である可能性が高いのです。

売掛金の支払いが遅れるかわりに手数料飲みの支払いを請求する「ジャンプ」も融資に該当するため、そちらを提案された場合も注意してください。

会社情報がわからない/公式サイトの情報が少ない

ファクタリング会社を選ぶときには公式サイトを確認する人が多いでしょうが、公式サイトがない会社や公式サイトの情報量が少ない会社は悪質である可能性が高いです。

まともな営業を行っているファクタリング会社では、少なくとも次の3つの情報は公開されています。

  • 会社の住所
  • 固定電話の電話番号
  • 公式サイト

これらの情報が確認できない場合、そのファクタリング会社は悪質と言って間違いありません。

電話番号については携帯番号が公開されていることもありますが、闇金などでは架空名義で契約したものである可能性もあるので固定番号化を確認してください。

また売掛金の振込先が個人名だった場合も悪質な可能性が高いです。

電話でしか対応してくれない

ファクタリング会社では審査があり、対面で行われることも多いです。

中には必要書類を郵送で送ればいい場合もありますが、希望すれば対面で審査をしてもらえるのがほとんどです。

対して悪質なファクタリング会社の場合、審査を対面で行うことはまずありません。
それどころかすべてのやり取りを携帯電話で行うことも多いです。

担当者が電話対応ばかりで会おうとしない場合、その会社は悪質な可能性が高いので注意してください。

保証人が必要

ファクタリングでは審査は必要なものの、融資を受けるわけではないため保証人や担保は必要ありません。

ですが悪質なファクタリング会社では契約を行うのに保証人や担保を求められるケースも多いです。

保証人や担保が必要な場合、それはファクタリングだと偽った貸金業者である可能性が非常に高く、闇金などと契約をする可能性が高いので注意してください。

悪徳業者に騙されずに安全にファクタリングをするためのポイント

悪徳業者に騙されずに安全にファクタリングをするためのポイント
ファクタリング会社の中には悪質な業者もありますが、ちょっとしたことに気をつければ安全に資金調達をすることは可能です。

ここからは悪徳業者に引っかからずに資金を調達するために抑えておいてほしいポイントをいくつか紹介していきます。

特に初めてファクタリングを利用する方は意識することをおすすめします。

手数料の相場を把握しておく

ファクタリング会社はそれぞれが自由に手数料を設定できますが、次のようにある程度相場が決まっています。

2社間ファクタリング 10~30%
3社間ファクタリング 1~9%

悪質なファクタリング会社では高すぎる/低すぎる手数料を提示してくることが多いですが、相場さえ抑えておけばその会社の手数料が妥当なものかどうかを判断できるようになります。

手数料は2社間か3社間かで違うため、どちらを利用するのかに合わせて確認しておきましょう。

会社情報や公式サイトの情報量が多い業者を選ぶ

悪質なファクタリング会社は公式サイトのファクタリングに関する情報や運営会社に関する情報が不足していることが多いです。

そのため安全にファクタリングを行うためには、できるだけ情報量が多いサイトを選ぶことも大切です。

特に会社の住所や連絡先については書かれていない場合はまず悪質なファクタリング会社と考えて間違いありません。
簡単に悪質業者を見極められる可能性があるため、必ず確認するようにしてください。

対面で面談を依頼する

ファクタリング会社では審査が行われますが、この審査を対面で希望して受け入れてもらえれば、その会社は安全である可能性が高くなります。

ファクタリング会社としては売掛金が回収できないと損をしてしまうため、むしろ対面での審査をしたいと考えていることが多いです。

ですが悪質なファクタリング会社の場合は事業所がなかったり、事業所の場所を知られたくないと言った理由から対面での審査を受け入れてくれないことが少なくありません。

利用者の口コミを確認する

ファクタリング会社が安全かどうかを確認するためには、公式サイトの情報だけでなく利用者の口コミを確認するのも大切です。

ファクタリング会社の公式サイトには、基本的に良い情報しか書かれていません。
そのため悪い情報を確認するには口コミを確認する必要があります。

安全に資金調達ができたといった内容が多いファクタリング会社であれば安心して資金調達ができるでしょう。

ただし、まとめサイトなどの中には悪徳業者からお金をもらって良い口コミを集めているケースもあるため、複数の媒体を確認することをおすすめします。

もし悪質なファクタリング会社を利用してしまったらどうしたらいいの?

もし悪質なファクタリング会社を利用してしまったらどうしたらいいの?
もし資金調達のために悪質なファクタリング会社を利用してしまいトラブルに発展してしまった場合には、以下の機関に相談することをおすすめします。

  • 警察
  • 消費者生活センター
  • 弁護士事務所

どの機関も相談に乗ってもらえますが、金銭的な被害がありそれを取り返したいのであれば弁護士への相談が特におすすめです。

悪質なファクタリング会社は闇金業者などであることも多く、相談することで適切に対応してもらえる可能性も十分にあります。

ただしただ手数料が高いなどの場合は、ファクタリングでは手数料が決められていないことから法律などに違反しているわけでもないため対応してもらえない可能性があるので注意してください。

まとめ:悪質なファクタリング会社を見抜いて安全な資金調達を!

まとめ:悪質なファクタリング会社を見抜いて安全な資金調達を!
今回紹介してきたように、ファクタリングは事業資金の調達には便利な方法なのですが、残念なことに悪質な営業を行う悪徳業者も存在しています。

そのような業者を利用してしまうと、ファクタリングではなく融資を受けさせられたり、利用者に不利な契約を結ばされる可能性があります。

悪質なファクタリング会社を避けて安全に資金を調達するためには、自分で優良なファクタリング会社を見極めて自衛するのが一番の手です。

公式サイトの情報や利用者の口コミをしっかり確認すれば見極められるケースも多いため、今回紹介した情報を元に安全に資金を調達してください。